ラオスはタイ、ベトナム、カンボジアに囲まれていて直接海に面する領土がないために、貿易に関して他の国に遅れてしまったため産業の発達が遅れました。
東南アジア最長の河川であるメコン川は中国の雲南省を通ってミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムを4200kmに渡って流れていて東シナ海に流れ込んでいます。
ラオスとはタイやミャンマーとの国境にもなっています。メコン川は水量も多くベトナムのホーチミンから中国まで到達しているので、本来なら通商にも利用されるはずなのですが、このコーンパペンの滝を越えるのが困難なために船での通商路としては使えなかったようです。
今ではラオスの首都ヴィエンチャンと中国国境の都市景洪や雲南とは、物資や物産を積んだ船舶が往来し大切な交通網の一つとなっていますが、タイやベトナム、中国とも鉄道や道路の整備によって産業の流通が盛んになってきました。
コーンパペンの滝はメコン川最大の滝で観光名所の一つとなっていて、カンボジア国境に近い場所にあります。
高さ15m〜21mの滝が11kmに渡って連続していて、世界で最も幅の広い滝として「ギネス世界記録」として認定されています。
ラオスのパクセーやチャンパーサックから乗合バスやツーリストバスで行くこともでき、カンボジア国境やナカサンからバイクタクシーを使って行くこともできます。
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