ルアンパバーンで托鉢体験

「ルアンパバーン」は1995年にユネスコの世界遺産に指定されて以来観光客が増え続けていますが、近年では「世界で一番訪問したい都市」として、欧米の観光雑誌や新聞では毎年上位にランクインしています。

仏教信仰の中心地として、ラオス初の統一国家の王都として「ルアンパバーン」は栄え、人口6万人ほどの都市ですが、80の寺院が建ち並び、3,000人を超える僧侶が修行しています。お寺のある地域では毎朝早朝にオレンジ色の袈裟を着たお坊さんが、托鉢修行をしている姿を目にします。托鉢とはお坊さんが街を歩きながら信者の家々を巡って生活に必要な最低限の食料などを乞い、信者に功徳を積ませる修行の一つですが、この托鉢によって僧侶たちの毎日2回の食事がまかなわれます。

街の中心部の托鉢は通りの近くに「喜捨セット」(竹籠に入ったもち米とお菓子)を売る屋台もあるので、観光客も服装やマナーなどいくつかの条件を満たせば、誰でもこの托鉢に参加することができます。参加するのは宗教的なことからか近隣のタイ、ベトナム、中国や日本、韓国からのアジア人がほとんどですが、たまに欧米人も見かけられます。また、服装にも気をつけたほうがいいですが、マナーとしてフラッシュを使った撮影や列を遮ったりするのはマナーとして避けて欲しいです。なかなか不安で外国人観光客向けにラオスの民族衣装を貸し出してマナーも教える托鉢の体験ツアーもあるので、不安な方は利用するのもいいですね。

11月から2月くらいはまだ早朝は暗く肌寒いので、寒さ対策をして出かけてください。またタイミング良ければ子どもの修行僧の歌が聞けることもあります。

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