仏教の国ラオス

ラオスは国民の60%を超える人たちが仏教を信仰しています。仏教には「上座部仏教」と「大乗仏教」があり、日本や中国、韓国は「大乗仏教」の流れを組んでいるようで自己の悟りのみを目的とせずに「利他」(人々に教えを広めて他者を救済する)の修行で悟りを開くことを目標にしています。一方「上座部仏教」は「原始仏教」「南伝仏教」とも呼ばれ、出家や戒律を重んじ自己鍛錬をして涅槃を達成するのを目標としています。なので日本の仏教とはかなり異なるものですね。

ラオス仏教の聖地と言われる「ルアンパバーン」は1995年に世界遺産登録された人口6万人ほどの都市に80の寺院が建ち並び、3,000人を超える僧侶が修行しています。生まれた時から仏教に囲まれて僧侶や寺院と触れ合い、家族や親族からも仏教の教えが生活の中に溶け込み自然と身についていて、他人に対しての感謝や困っている人を助けるといった優しさにあふれた人柄が特徴です。

托鉢も人々の日課になっていて、これで徳を積むことを日常的に行っていることも大きく関係していると思います。

子供の頃から僧侶として修行している子も多く見られます。

国土が海に面していない為、貿易や産業がそれほど発達してない分、自然に満ち溢れていて食べ物が豊富で、ゆったりとした時間が流れるラオスは訪れる旅人や旅行客にとっては癒されて好きになることは間違いないと思います。
「走っている人を見たら泥棒と思え」と言うことわざ?があるようで、焦ったり、イライラしてる人もなく、露店や市場でも他の国ようにぼったくることや騙すと言うことはほとんどないようです。
(最近急激に観光客が増え少しはトラブルもあるようですが・・・。)
外国人の割合を見ると比較的欧米人の旅行客が多いように感じますが、やはり最近は中国人団体客も増えているようですね。
ラオスを訪れた人は、ゆったりした時間の流れと自然、ラオス人の人柄や食に心奪われ、ほとんどの人が好きになるようです。

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